自然派ワイン
自然派ワインはビオ臭があって苦手と言う声を耳にする。
ビオ臭とは一体何なのか。
還元臭を指すのか。それともブレット酵母によるものを指すのか。
ビオ臭という言葉は注意する必要がある。
ビオディナミ、ビオロジックという概念と混同するからだ。
そもそも、上記の二つの概念はぶどう畑内での概念であって、醸造とは直接の関係は無い。
ブドウ栽培とワイン醸造は区別して考えなければならない。
このことからも、ビオ臭という言葉は使用されてはならない単語と考えられる。
美味しい美しい香のビオディナミやビオロジックのワインは幾らでもあり、いつでも我々を幸福にしてくれる。
醸造過程におけるSO2は芝居でいえば、まさに黒子・名脇役なのである。